« 2025年08月 | メイン

2025年10月 アーカイブ

2025年10月21日

【日本アメリカ史学会編集委員会】第49号自由投稿原稿募集のお知らせ

会員各位

『アメリカ史研究』第49号(2026年夏発行予定)では、下記のように自由投稿原稿を募集しています。執筆要項を確認のうえ、ふるってご投稿下さい。

1.投稿資格
日本アメリカ史学会の会員

2.制限枚数
論文:1ページ43字×38行で19ページまで
研究ノート:1ページ43字×38行で12ページまで
研究動向:1ページ43字×38行で9ページまで
※いずれも注・図表を含む(厳守)。また英数字は2文字で、かな1文字と数える。

3.期限
完成原稿の提出 2025年11月25日(火)必着

4.注意事項
①投稿の際には、原稿に表紙をつけ、そこに投稿者の氏名、所属、連絡先(住所、電話番号、メールアドレス)と、ジャンル(「論文」「研究ノート」「研究動向」のいずれか)を明記してください(論文本文にはタイトルのみを記し、氏名等は記載しないこと)。
②原稿は横書きとし、フォーマット等に関しては、日本アメリカ史学会ホームページに掲載の執筆要項に従ってください。使用言語は日本語です。注記等、正しい体裁で提出されない場合は、査読対象とはなりません。
③投稿に際しては、当該分野の研究史を踏まえ、推敲を経た「完成原稿」を提出してください。字数、表記、構成などの点を含め、投稿論文としての要件を満たしていなければ、受理しないこともあります。
④原稿の提出は、メール添付によりMSワードあるいはPDF形式のファイルの形で編集委員会宛に送ると同時に、印刷したものを1部、郵送その他の方法で学会事務局に届けてください。
編集委員会メールアドレス:editors(a)jaah.jp (a)を@に置き換えください。
学会事務局住所:日本アメリカ史学会事務局
〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋1-1-1パレスサイドビル
株式会社毎日学術フォーラム内
※電子ファイルだけでなく、ハードコピーも、締め切り当日までに必ず学会事務局に届くようにしてください。
※原稿を受け付けた後、編集委員会から確認のメールをお送りします。
⑤投稿原稿は、編集委員会と外部レフリーが審査し、その結果を投稿者に通知します。

『アメリカ史研究』編集委員会

中・四国アメリカ学会第53回年次大会のお知らせ

日本アメリカ史学会会員の皆様

2025年11月29日(土) に、広島経済大学立町キャンパスにて中・四国アメリカ学会第53回年次大会が開催されます。プログラムと報告要旨は、以下のリンク先からご覧いただけます。

https://csame.hiroshima-u.ac.jp/nenjitaikai.html

*****************************************
中・四国アメリカ学会第53回年次大会プログラム
2025年11月29日(土)  広島経済大学立町キャンパス

理事会(11:00〜12:00):場所 141 教室
司会:会長 辻 祥子(松山大学人文学部)

受付開始 (11:30〜):場所 142 教室


開会の辞 (12:30〜12:40) 辻 祥子(松山大学人文学部)


研究報告 (12:40〜14:00) 会場 142 教室
• 井上 敬互・谷岡 知美(広島工業大学工学部) 「『猿の惑星』(Planet of the Apes)における CG 技術の発展」
• 肥後本 芳男(同志社大学研究開発推進機構嘱託研究員) 「ベンジャミン・ランディとアメリカ植民協会−環大西洋アボリショニズムの視点から—」

ブレイク(14:00〜14:10)

シンポジウム:原爆投下 80 周年を迎えて
(14:10〜18:00、途中 10 分のブレイクを含む)
モデレーター:森口(土屋) 由香(京都大学人間・環境学研究科)
報告:
・ 若尾 祐司氏(名古屋大学名誉教授) 「世界記者ユンクの日本とヒロシマ—1957〜1959 年—」
・ 松永 京子氏(広島大学大学院人間社会科学研究科) 「ナバホ・ネイションとウラン鉱山—ドキュメンタリー映像作品の軌跡—」
・ 高橋 博子氏(奈良大学文学部) 「核のタブー」

・ 川口 悠子氏(法政大学理工学部) 「「平和都市ヒロシマ」と「移民県広島」—占領期の広島に対する在米広島県人の救援活動から—」

総会 (18:00〜18:15) 
司会:辻 祥子(松山大学人文学部)

閉会の辞 (18:15〜18:20) 
副会長:寺田 由美(北九州市立大学文学部)

懇親会 (18:45〜20:30) 大漁酒場 魚樽袋町支店 広島市中区袋町2-19

* 2025 年度中・四国アメリカ学会年次大会は公営財団法人アメリカ研究振興会からの助成と、中国新聞社の後援を受けて実施しております。

日本アメリカ史学会 第22期

アメリカ史学会第22期(2025年9月〜2026年9月)の学会組織および役員は以下のとおりです。

運営委員会
代表 戸田山祐
副代表 佐原彩子 
会計 宗像俊輔
委員 北美幸、小滝陽、今野裕子、児玉真希、土井智義、中野由美子、中村信之、久野愛

編集委員会
代表 豊田真穂
副代表 森口由香
委員 佐藤清子、鈴木周太郎、中島醸、溝口聡、李里花、鰐淵秀一

幹事会
〈北海道・東北〉      小阪裕城、竹林修一
〈関東〉         戸田山祐、佐原彩子
〈中部〉         久田由佳子、加藤公一
〈関西〉         岩﨑佳孝、布施将夫
〈中国・四国・九州〉    朝立康太郎、寺田由美
〈運営委員会正副代表〉  戸田山祐、佐原彩子
〈編集委員会正副代表〉  豊田真穂、森口(土屋)由香

【日本アメリカ史学会編集委員会】第49号特集投稿論文募集のお知らせ

日本アメリカ史学会会員のみなさま

『アメリカ史研究』 第49号では、「アメリカと占領」との特集テーマで論考を募集します。下記の趣旨説明と投稿要領を参照の上、ふるってご応募ください。

趣旨文:

2025年、日本は戦後80年を迎えた。しかし、終戦は単に戦闘の停止を意味したにすぎず、その瞬間に「平和」が――それがどのようなものであるにせよ、いきなり実現したわけではない。実際には、アメリカを中心とした連合国による占領が開始され、マッカーサーという軍人を最高司令官とする統治が始まり、占領軍兵士による暴力は戦時の残酷さを継続していた。にもかかわらず、「良い占領」という歴史像が形成され、とりわけ日本占領は「成功例」として、イラクやアフガニスタンへの介入を正当化する「モデル」として参照されてきた。この「占領=解放=成功」という理解は、戦後アメリカの世界的覇権を正当化する装置として機能する危険がある。このことは、MAGAをかかげる現政権の政策や、パレスチナ占領やウクライナ戦争といった同時代の現実を前にするわたしたちにとって、喫緊の問いを突きつけていると言えよう。

いったい、<占領>とは何か。

占領とは、――善意的と称されるものであれ、抑圧的かつ暴力的なものであれ――他国による支配の一形態である。同時に、占領者と被占領者のあいだに圧倒的な権力勾配がありつつも、占領される側の行為主体性(エージェンシー)が発揮され、多様な主体の利害がせめぎ合い、交渉や制度的実践などを介して関係性が再編される場でもある。

過去の占領研究では、政治経済外交など国家や政策に焦点をあてた「上からの」分析が中心であった。しかし近年は、占領軍スタッフやその家族、あるいは民間人との交流といった「下からの視点」が重視され、「ソフトパワー」や「非公式大使」の役割が占領秩序を支えたことが明らかにされている。占領は、単なる一方的な支配構造ではなく、占領者と被占領者の交渉・摩擦・協働・抵抗が織りなされる「コンタクト・ゾーン」であり、権力関係が複雑に再構築されていくプロセスとしてとらえ直されつつある。

こうした占領研究の新しい潮流を踏まえ、本特集「アメリカと占領」では、占領をめぐる多様な事例における占領者と被占領者との相互作用、特に占領期の私的領域における人びとの「生きた経験」に注目したい。対象は、日本占領を含みつつそれに限定されず、沖縄、太平洋諸島、ドイツや韓国、あるいは中米・カリブ諸国や中東地域などにおけるアメリカが関わった占領経験を含む。占領はいかに帝国主義や覇権の展開と結びついたのか。いかにして被占領社会の法律や社会制度、人種・ジェンダー秩序を変容させたのか。被占領者はいかに抵抗し、順応し、交渉したのか。占領は占領者と被占領者の日常や個人的な相互作用を通じ、双方の生活にいかなる影響を及ぼしたのか。そしてその経験や記憶は、今日の世界秩序における権力の不均衡や暴力にどのような痕跡を残しているのか。

いま、<占領>を批判的にとらえ、歴史的に再検討する作業が求められている。本特集は、そのための新たな知見を広く集める場としたい。

■特集投稿論文の要領
1)投稿資格
日本アメリカ史学会の会員

2)制限枚数
  本文・脚注ともに1ページ 43字×38行で 17ページまで 注・図表を含む(厳守)
  (英数字は2文字で、かな1文字と数える。)

3)期限
  完成原稿の提出 2026年2月6日(金)必着

4)注意事項
①完成原稿は、メール添付によりMSワードあるいはPDF形式のファイルの形で編集委員会Eメールアドレス(下記)に送付し、同時にハードコピーを学会事務局に郵送してください(期限厳守)。なお、編集委員会からの受領通知を必ずご確認ください。

編集委員会Eメールアドレス: editors_at_jaah.jp

事務局住所:日本アメリカ史学会事務局
 〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋1-1-1 パレスサイドビル
  株式会社毎日学術フォーラム内

②原稿には表紙をつけ、そこに、投稿者の氏名、所属、連絡先(住所、電話番号、メールアドレス)を明記してください。査読の公平性を保つため、論文本文にはタイトルのみを記し、氏名等は記載しないでください。

③原稿は横書きとします。原稿のフォーマット等に関しては、日本アメリカ史学会ホームページに掲載の執筆要項にしたがってください。

④完成原稿は、編集委員会が審査し、その結果をすみやかに投稿者に通知します。

『アメリカ史研究』編集委員会

About 2025年10月

2025年10月にブログ「日本アメリカ史学会」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2025年08月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.34