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2022年10月 アーカイブ

2022年10月02日

【日本アメリカ史学会編集委員会】 第46号特集投稿論文募集のお知らせ

日本アメリカ史学会会員のみなさま
 『アメリカ史研究』 第46号では、「インターセクショナリティとアメリカ史研究」というテーマで論考を募集します。下記の趣旨説明と投稿要領を参照の上、ふるってご応募ください。

■趣旨説明
 『アメリカ史研究』 第46号の特集テーマは、「インターセクショナリティとアメリカ史研究」とする。黒人女性法学者で活動家のKimberlé Crenshawが1989年の論文の中で提唱したインターセクショナリティ(intersectionality、交差性)は、人種、階級、ジェンダー、セクシュアリティ、エスニシティ、ネイション、アビリティ、年齢などの様々な社会的カテゴリーを、相互に関係し形成しあうものとしてとらえる概念、分析枠組である。19世紀の黒人女性活動家らによる問題提起にその起源を有し、1960〜70年代のブラック・フェミニズムやチカーナ・フェミニズムなど有色の女性たちの思想実践から編み上げられたインターセクショナリティの概念は、今日まで様々な学問分野や社会運動の指針として、社会の抑圧構造や権力関係を歴史的な文脈から可視化している。
2020年のブラック・ライヴズ・マター(BLM)運動の世界的広がりを受けて再注目されたインターセクショナリティは、日本の人口にも膾炙しつつあるが、本誌においても近年この概念が明示された特集や論考が登場している。たとえば42号(2019年)では、特集「都市空間のアメリカ史」において「インターセクショナルな運動の舞台」としての都市空間を分析した論考のほか、兼子歩による時評「インターセクショナリティの時代?——『女性のワシントン大行進』にみるジェンダーと人種」が掲載された。また44号(2021年)の特集「グローバルな連帯」では、阿部小涼が1968年に沖縄で起きた婦女暴行事件に対する黒人兵の冤罪裁判を例に、「植民地主義と性差別というインターセクショナルな課題」を紐解いている。
しかし、アメリカ史研究の分野においては、女性史や移民史、黒人や先住民などマイノリティの歴史に関する研究を中心に、これまでにもすでに多数の論考が「インターセクショナリティ」という語を前面に打ち出さずとも、様々なカテゴリーの交差を念頭に歴史事象を分析してきた。かつては「人種・階級・ジェンダー(・セクシュアリティ)」などと表されていた、アメリカ史における複合的かつ重層的な権力関係の諸相をインターセクショナリティと名指し、あるいはその交差を意識することによって、歴史叙述のありかたに変化は起こるのだろうか。また、同概念を前景化することで可視化されるものや不可視化されるものはあるのだろうか。本特集は、こうした問いをあらためて再考する機会としたい。さらに、アメリカ史の事例研究に限らず、アメリカ史研究という分野あるいはアメリカ史研究者としての立場性をインターセクショナルな視点から再考するような多様な論考も歓迎したい。

■特集投稿論文の要領
1)投稿資格
日本アメリカ史学会の会員

2)制限枚数
  本文・脚注ともに1ページ 43字×38行で 17ページまで 注・図表を含む(厳守)
  (英数字は2文字で、かな1文字と数える。)

3)期限
  完成原稿の提出 2023年2月3日(金)必着

4)注意事項
①完成原稿は、メール添付によりMSワードあるいはPDF形式のファイルの形で編集委員会Eメールアドレス(下記)に送付し、同時にハードコピーを学会事務局に郵送してください(期限厳守)。なお、編集委員会からの受領通知を必ずご確認ください。

編集委員会Eメールアドレス: editors[at]jaah.jp
事務局住所:日本アメリカ史学会事務局
〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋1-1-1 パレスサイドビル
株式会社毎日学術フォーラム内

②原稿には表紙をつけ、そこに、投稿者の氏名、所属、連絡先(住所、電話番号、メールアドレス)を明記してください。査読の公平性を保つため、論文本文にはタイトルのみを記し、氏名等は記載しないでください。

③原稿は横書きとします。原稿のフォーマット等に関しては、日本アメリカ史学会ホームページに掲載の執筆要項にしたがってください。

④完成原稿は、編集委員会が審査し、その結果をすみやかに投稿者に通知します。

『アメリカ史研究』編集委員会

2022年10月08日

第40号[特集]「外」から捉え直すアメリカ史(2017年)

特集 「外」から捉え直すアメリカ史
趣意・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・編集委員会
アメリカの外、歴史/文化の外、言葉の外
  ニューヨーク・ハーレムのフィールドワークの方法について・・・・中村 寛
環境史研究  第一世代の成果と第二世代の挑戦・・・・・・・・・・・・小塩和人
漂流する先住民、創出される「インディアン」  19世紀末北米ボーダーランズに
おける先住民の放逐と混血民メイティの先住民化・・・・・岩崎佳孝
テキサス独立戦争期のメキシコ系住民
  博物館と史跡における展示と歴史叙述の研究・・・・・・・・・・・小澤卓也

論文
 人種を数える
     1970年代の連邦政府における人種とエスニシティの標準化・・・・・南川文里
 19世紀末キーウェストにおけるキューバ人コミュニティ
     野球と独立運動の関係を中心に・・・・・・・・・・・・・・・・・山本航平
 日米文化交流をめぐる協調と摩擦
     1960年歌舞伎のアメリカ公演を一例として・・・・・・・・・・・・倉林直子

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雑報
日本アメリカ史学会第13期運営委員会報告
日本アメリカ史学会第13回年次大会
一. 第13回総会議事録
I. 第12期活動報告
II. 第13期活動計画
二. シンポジウム
日本アメリカ史学会第13期例会
日本アメリカ史学会第12期会計報告
日本アメリカ史学会会則
日本アメリカ史学会入会手続き
『アメリカ史研究』第41号(2018年夏刊行)自由投稿原稿の募集

英文要約

第41号[特集]メディアからのアメリカ史(2018年)

特集 メディアからのアメリカ史
趣意・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・『アメリカ史研究』編集委員会
ジャクソン期のアボリショニズムと印刷文化
  言論・出版の自由と請願権をめぐって分裂する公共圏・・・・・・・肥後本芳男
盆踊りの検閲  第二次世界大戦時日系アメリカ人集合所における
娯楽・余暇メディアの統制・・・水野剛也
「反核」と「反共」  1950年代における
科学雑誌『原子力科学者会報』と文化自由会議・・・土屋由香

論文
 国籍不問の陪審制度
     アメリカ統治下の沖縄で成立した要因・・・・・・・・・・・・・・・石田美香

アメリカ史関連博士論文一覧

アメリカ史関連書籍一覧

雑報
日本アメリカ史学会第14期運営委員会報告
日本アメリカ史学会第14回年次大会
一. 第14回総会議事録
I. 第13期活動報告
II. 第14期活動計画
二. 年次大会報告
日本アメリカ史学会第14期例会
日本アメリカ史学会第13期会計報告
日本アメリカ史学会会則
日本アメリカ史学会入会手続き
『アメリカ史研究』第42号(2019年夏刊行)自由投稿原稿の募集

英文要約

第42号[特集]都市空間のアメリカ史(2019年)

目次

特集 都市空間のアメリカ史
趣意・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・『アメリカ史研究』編集委員会
「メキシコ人問題」と移民メディア
  1920年代ロサンゼルスにおける排外主義とメキシコ人移民の抵抗・・・徳永 悠
「ハナミズキの街」アトランタの形成
  新旧「都市危機」の連続性に関する試論・・・・・・・・・・・・・・宮田伊知郎
都市からの脱出
  1970年代のゲイ解放運動における入植者植民地主義の問題・・・・・・・高内悠貴
「予期せぬ共生」と人種分断を越える実践
  ブルックリンのジェントリフィケーションをめぐる一考察・・・・・・・森千香子

論文
 「第三者」性のポリティクス  19世紀末ニューヨークの聖公会員の
      社会改革運動と公共領域の再編・・・・・・・・・・・・・・・・・佐々木一惠
  ナショナル・リサーチ・フェローシップの創設とその大学史上の意義・・・・・坂本辰朗
  アメリカ合衆国における戦略爆撃認識  エノラ・ゲイ論争で到達した「合意」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・藤田怜史

時評
インターセクショナリティの時代?
  「女性のワシントン大行進」にみるジェンダーと人種・・・・・・・・・兼子 歩

アメリカ史関連博士論文一覧

アメリカ史関連書籍一覧

雑報
日本アメリカ史学会第15期運営委員会報告
日本アメリカ史学会第15回年次大会
一. 第15回総会議事録
I. 第14期(2017年9月〜2018年8月)活動報告
II. 第15期(2018年9月〜2019年8月)活動計画
二. 年次大会報告
日本アメリカ史学会第15期例会
日本アメリカ史学会第14期会計報告
日本アメリカ史学会会則
日本アメリカ史学会入会手続き
『アメリカ史研究』第43号(2020年夏刊行)自由投稿原稿の募集

英文要約

2022年10月13日

第43号[特集]1920年代再考(2020年)

目次

特集 1920年代再考
趣意・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「アメリカ史研究」編集委員会
1920年代のフェミニズム運動
  平等憲法修正条項ならびにケーブル法を中心に・・・・・・・・栗原涼子
全国禁酒法施行をめぐる混乱  イリノイ州ヘリンの「禁酒法戦争」・・・寺田由美
福音主義的自由のために
  ある長老派のリベラリズムおよび功利主義的国家との戦い・・・山本貴裕
軍隊・植民地管理から広がる公衆衛生の知と技法
  1920年代の統計整備と南部農村衛生・・・・・・・・・・・・・平体由美
ベンジャミン・ストロングと「新時代」のアメリカ・・・・・・・・・・・秋元英一
黒人と自決権  ガーヴィー運動による国際社会へのアピールから・・・・荒木圭子
イノセンスと覇権  1920年代アメリカとゴルフ王国の生成過程・・・・・鈴木透
アジアを旅する革新主義  女性作家三名に見る他者認識と世界観・・・・岡田泰平

論文
故郷にとっての移民  占領期の広島と在米広島県人の貿易業者・・・・・川口悠子

アメリカ史関連博士論文一覧

アメリカ史関連書籍一覧

雑報
日本アメリカ史学会第16期運営委員会報告
日本アメリカ史学会第16回年次大会
一. 第16回総会議事録
I. 第15期(2018年9月〜2019年8月)活動報告
II. 第16期(2019年9月〜2020年8月)活動計画
二. 年次大会報告
日本アメリカ史学会第16期例会
日本アメリカ史学会第15期会計報告
日本アメリカ史学会会則
日本アメリカ史学会入会手続き
『アメリカ史研究』第44号(2021年夏刊行)自由投稿原稿の募集

英文要約

第44号[特集]グローバルな連帯(2021年)

目次

特集 グローバルな連帯
趣意・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「アメリカ史研究」編集委員会
世界形成としての連帯
  絡まり合う黒人の闘争とパレスティニアンの闘争・・・ロビン・D・G・ケリー
ロナルド・V・ジョンソン冤罪裁判に見る反人種主義と反戦連帯のデカラージュ
・・・・・・・・・・・・阿部小涼
アメリカにおける近代化論の形成過程と日本への伝播
  「近代化」をめぐる諸学知から見た「グローバルな連帯」とその蹉跌
・・・・・・・・・・・・藤岡真樹
空中曲芸師シ・キチーの軌跡 1882-1950
  アメリカのサーカスと「ジャパニーズ・アクロバット」・・・・・・・青木深
1960年代の「第二世界西部劇」から眺望するグローバルな世界
・・・・・・・・・・・・永冨真梨

アメリカ史関連書籍一覧

雑報
日本アメリカ史学会第17期運営委員会報告
日本アメリカ史学会第17回年次大会
一. 第17回総会議事録
I. 第16期(2019年9月〜2020年8月)活動報告
II. 第17期(2020年9月〜2021年8月)活動計画
二. 年次大会報告
日本アメリカ史学会第17期例会
日本アメリカ史学会第16期会計報告
日本アメリカ史学会会則
日本アメリカ史学会入会手続き
『アメリカ史研究』第45号(2022年夏刊行)自由投稿原稿の募集

英文要約

第45号[特集]環境(2022年)

目次

特集 環境
趣意・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「アメリカ史研究」編集委員会
人新世のナラティブとアポカリプスの日常
  ハンフォード・サイトに連なる先住民族の世界・・・・・・・・石山徳子
アメリカ領グアム島の軍事環境史  フォンテ・ダムを中心に・・・・・・西 佳代
はじまりとしてのジョン・ミューア
  アラスカをめぐる言説の歴史的起源・・・・・・・・・・・・・信岡朝子
レッドパワー運動と環境
  入植植民地主義という環境破壊に抗して・・・・・・・・・・野口久美子
1927年ミシシッピ川大洪水と避難所における人種関係
  NAACPと連邦政府の調査の比較検討・・・・・・・・・・・・・伊澤正興


論文
1950年代後半における米国の台湾政策と華僑・・・・・・・・・・・・・・四方俊祐
アイゼンハワーの「平和のための宇宙」政策
  NASA設立過程にみる科学者の役割・・・・・・・・・・・・・田渕有美


アメリカ史関連博士論文一覧

アメリカ史関連書籍一覧

雑報
日本アメリカ史学会第18期運営委員会報告
日本アメリカ史学会第18回年次大会
一. 第18回総会議事録
二. 年次大会報告
日本アメリカ史学会第18期例会
日本アメリカ史学会第17期会計報告
日本アメリカ史学会会則
日本アメリカ史学会入会手続き
『アメリカ史研究』第46号(2023年夏刊行)自由投稿原稿の募集

英文要約

2022年10月14日

第55回例会(12月例会)のお知らせ

日本アメリカ史学会では以下の要領で第55回例会を予定しております。どうぞ奮ってご参加ください。

合評会 土井智義著『米国の沖縄統治と「外国人」管理:強制送還の系譜』(法政大学出版局、2022年)

日時:2022年12月17日(土)14:00〜17:00
会場:オンライン開催(Zoom)

趣旨
沖縄返還50年を迎えた2022年、沖縄戦後史をめぐる研究成果の発表、図書の出版が相次いだ。なかでも、土井智義氏による著書『米国の沖縄統治と「外国人」管理:強制送還の系譜』は、米国統治時代の沖縄における「非琉球人」管理の実態を、史資料の緻密な検証によって描いた本格的な実証的歴史研究として、注目を集めている。本書は、米国統治のもとで琉球列島が「植民地国家」としての姿をあらわす過程、そのなかで琉球住民/非琉球人の法的地位の画定や強制送還が実施される過程を丁寧に追跡している。その射程は、アメリカにおける戦後アジア冷戦的秩序の構築、日本や周辺地域との人の移動の管理、戦後沖縄を生きた人びとの多様な経験へと広がり、アメリカ史研究に対しても新たな知見を多く与えてくれる。本例会では、著者による本書のねらいや背景についての報告に続き、沖縄現代史、移民史、外交史などの観点からのコメントを通して、本書がいかなる歴史像を切り開くのか、議論したい。

報告:土井智義(明治学院大学)
コメント:山里絹子(琉球大学)、南川文里(同志社大学)、溝口聡(関西外国語大学)
司会:飯島真里子(上智大学)

※参加の手続き及び関係事項
・本例会はオンラインで行います。
・参加希望者は、12月15日(木)までに、参加登録フォームにてお申し込み下さい。接続先URLは、参加登録をされた方に後日お知らせいたします。
・非会員の方の参加には、会員の紹介が必要です(上記登録サイトをご参照下さい)。

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