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2012年05月 アーカイブ

2012年05月19日

第33号 [特集] アメリカにおける「市民」の境界―包摂と排除 (2010年)

[特集] アメリカにおける「市民」の境界―包摂と排除―

編集委員会
 特集に寄せて
高村宏子
 戦争貢献と市民の境界をジェンダーの視点で聞いなおす
   ―第一次大戦期米国の女性とアジア系移民男性―
中野由美子
 法的概念としての「市民」と先住民
   ―領土拡張期の土地と住民の法的地位をめぐるポリティクス―
山本明代
 東欧移民のコスモポリタニズムと「市民権」
   ―20世紀初頭オハイオ州クリーヴランドにおける文化多元主義の試み―
南川文里
 「市民」の境界、シヴィックな越境
   ―排日運動期の日系移民とシヴィック・リアリズム―
森仁志
 「ローカル」とアメリカ「市民」―排除/包摂が交錯する境界域としてのハワイ―

論文
佐原彩子
 帝国主義政策としての難民救済
   ―ベトナム戦争終結においてOperations New Life / Arrival が果たした役割―

アメリカ史関連博士論文一覧

アメリカ史関連書籍一覧

雑報
日本アメリカ史学会第6 期運営委員会報告
日本アメリカ史学会第6 期年次大会
 一 第6 回総会議事録
  Ⅰ 第5 期活動報告
  Ⅱ 第6 期活動計画
 二 シンポジウム・自由論題要旨
日本アメリカ史学会第5 ・6 期例会
日本アメリカ史学会第5 期会計報告
日本アメリカ史学会会則
日本アメリカ史学会入会手続き
『アメリカ史研究』への自由投稿原稿の募集

英文要約

第34号 [特集 ] 南北戦争期再考―南北戦争開戦150周年によせて (2011年)

[特集] 南北戦争期再考―南北戦争開戦150周年によせて―

編集委員会
 特集によせて
小原豊志
 南北戦争と黒人選挙権―軍務における白人性解体の観点から―
布施将夫
 USMRR(合衆国軍事鉄道局)とハーマン・ハウプト―ゲティズバーグの戦いを中心に―
佐々木孝弘
 財産管理権獲得をめぐる女性の闘い
   ―1868年ノースカロライナ州憲法の制定とその意義―
大森一輝
 南北戦争の「大義」と「愛国者」の連帯
   ―北軍復員兵組織の指導者となった黒人の生涯―
細川道久
 南北戦争とカナダ
鈴木 茂
 南北戦争とラテンアメリカ
   ―ジェラルド・ホーン『最も遠い南部―アメリカ合衆国、ブラジルとアフリカ奴隷
    貿易』(2007年)に寄せて―

論文
鳥居祐介 
 ジャズと米加国境―戦後カナダ・モントリオールのジャズシーンとブッチ・ワタナベ―

アメリカ史関連博士論文一覧

アメリカ史関連書籍一覧

雑報
日本アメリカ史学会第7期運営委員会報告
日本アメリカ史学会第7回年次大会
 一 第7回総会議事録
   Ⅰ 第6期活動報告
   Ⅱ 第7期活動計画
日本アメリカ史学会第6・7期例会
日本アメリカ史学会第6期会計報告
日本アメリカ史学会会則
日本アメリカ史学会入会手続き
『アメリカ史研究』への自由投稿原稿の募集

英文要約

2012年05月29日

第24回例会「包摂と排除:移民をめぐるアメリカ社会運動史」のお知らせ‏

日本アメリカ史学会では7月例会を下記の要領で開催いたします。
本例会では「包摂と排除:移民をめぐるアメリカ社会運動史」と題して、2012年Organization
of American HistoriansにてLouis Pelzer Memorial Awardを受賞された廣田秀孝氏と、2011年Amerasia Journal Lucie Cheng Prizeを獲得された今野裕子氏にご報告いただきます。
ふるってご参加ください。

日時:2012年7月21日(土) 午後1時30分~5時
場所:東京大学駒場キャンパス18号館4階コラボレーションルーム1

報告者:廣田秀孝 (Postdoctoral Fellow, History Department, Boston College)
「19世紀マサチューセッツ州における移民制限政策」

今野裕子 (Ph.D., Department of History, University of Southern California)
「包摂の社会史:よき日本人として、またよき在留民として」

コメンテーター:田中きく代 (関西学院大学)、南川文里 (立命館大学)
司会:牧田義也 (日本学術振興会特別研究員)

趣旨:2011年、ウォール街での示威運動を契機として、反戦・経済格差是正を求める抗議活動は瞬く間に全米に拡がった。この全米規模での社会運動は中東諸国の民主化運動とも連動した国際的契機を内包しつつ、ソーシャル・メディアを媒介とする新たな連帯のかたちを示していた。その一方で、合衆国内では「ティーパーティー」のように同じメディアを用いながらもきわめて内向きで保守的な草の根運動が展開しいている。このように社会運動のきわめて現代的な展開がみられるなかで、7月例会ではアメリカ社会運動史における「抗議の伝統」の特質をより良く理解するために、移民を対象とした社会運動の歴史に焦点を当て、社会の外縁に位置づけられた移民諸集団をめぐる包摂と排除の政治力学を考察する。本例会は移民の包摂ないし排除を志向する社会運動が、いずれも抗議の伝統というアメリカ社会の中核的価値に結びつくことで運動の正統性を獲得していったことに注目し、国境を越えた連帯の在り方、その可能性と限界を明らかにしたい。

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